宮古市田老青砂里の太平洋に面した海岸にある岩の景勝地。
車で坂を上ると「三王岩展望台」の標柱があって横道の坂の上にコンクリの休憩所が見えたので、駐車場はないけど分岐の広めのトコで路駐して歩いてみた。
んーでも上にのぼっても草木が邪魔してきれいには見えなかった。
えー、道の駅でいい案内されてたのにこれは勿体ないなぁ。と思いつつ、マイナーな掘り出し物っぽい感じも面白いかなとも思えた。

三王岩だけじゃなく向かいの岬も景色よさそうなのに半分木々に隠れて勿体ない。
まぁ仕方ないかと坂を下りて車に戻ると、その車の前あたりの方が全体を覗けた。とはいえ枝が邪魔してはいたけど。なるほど「男岩」だね、という形をしてた。
それはそうと、周りでは鳥の声が沢山してて、耳を傾けつつ、写真に撮りたいなと姿を探したけどなかなか見つからず、しばらく木々を見上げて小休止。
後から来た車もいて先に戻ったりもしてたけど、通過してこの道の更に先に進む車や、先から下ってくる車もチラホラいたので、ひょっとしたらこの先にもっとちゃんとした展望所があるのかも?とか思って、ダメ元で車で進んでみた。
ら、
ぜんぜん広めのちゃんとした駐車場があって「山王園地」という展望公園になっていた!。。いやいや、標示出しといてよ。さっきの展望所で帰っちゃった人もいたよ。
ってわけで、駐車場で停めてその前の展望スポットに歩いた。
あーなるほど、このくらい見えてないとね。マイナーな掘り出し物ではない全然ちゃんとした景勝スポットだったw

「山王岩」は県指定天然記念物で、一億年前の白亜紀の地層だそうだ。真ん中の高いのが「男岩」、左の低いのが「女岩」、右の丸いのは「太鼓岩」(子供岩じゃないのね)だそうだ。
いや男岩はさっきの展望所のトコからの方が男根っぽさあったから、先にあっち寄っててよかったかもね。(両脇の二つは玉だよね)隠れて覗くような展望所というのも演出かもとか思えた。
その男岩の根元には直径2mという海蝕洞が開いてた。ここから崩れそうだけど広がらないのがすごいね。
向かいの岬は「佐賀部」という岩礁群でウミネコの繁殖地だそうだ。
更に先に霞んで見えてたのが重重半島。たしか本州の最東端なんだよね。
存分に眺めてその先に進んでみた。
スロープの下の先は広場になってて、その先の岬の小山が続いてて合間に北側の海も見えていた。
ていねいな道標もあって、岬の先は「浪打崎(畳岩)」とあったのでちょっと進んでみた。
海側の急な階段の途中に出て、下っても青い海のキレイな浜に出れそうだけどやっぱその先の景色が眺めたいので階段を登った。
したらその上は三角点のある頂上だったけど、松林で視界は遮られてて、まだ先に登ってきた以上の下り坂がもう一つの頂に続いてた。んー展望ではなくて岬に行く道だったか。

行くべきか迷ったけど膝いたいので無理したくなかった(のと、また高波かぶりたくなかった)のでここで引き返した。
まぁ急階段で下るトコでその下の青い海の岩の海岸と、北に浮かぶ岩の島(さご島)が見えたので良しとしよう。
そしてまた三王岩を眺めながら展望所のスロープを上がった。
でも割とその上の駐車場の端からも三王岩は覗けてて、角度変わると途切れたようなこっち側の細い岬が見えた。

で、駐車場を歩いてみてたらその細そうな岬には柵が見えて先端まで歩けそうで、駐車場の端にはその遊歩道の口があった。
あーこれは行くべきかまた迷ったけど、結構な勾配だよなぁ、、やっぱ膝わるいしヤメとこうかな。
ちょっと後ろ髪曳かれつつまた鳥の声を追って少し周りを眺めてたら、ここでは鳥の姿をとらえられ写真に撮れた。
木の皮をつついてたのはオレンジの腹に白黒頭のヤマガラ。
そしてオレンジの腹だけど頭に白がなくて魚みたいな尾の鳥はアカハラかな。
なんか満足してこれでOK。トイレに寄ってその前の案内板をおさらいのように見つつ(山王岩は海岸まで下りられて9分、浪打崎は8分とあった)車に戻った。
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